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オークションサイトの「初期出品者」を10人集めるための営業スクリプト(業種別テンプレート付き)

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目次

  1. なぜ「最初の10人」が重要なのか
  2. 初期出品者獲得の5ステップ
  3. ステップ1:キーパーソンの見つけ方
  4. ステップ2:営業スクリプトの基本構造
  5. ステップ3:電話営業スクリプト(業種別テンプレート)
  6. ステップ4:メール営業・DMテンプレート
  7. ステップ5:断られた後のフォローアップ術
  8. トラブルシューティング:よくある反論とその対応
  9. まとめ:「最初の10人」が次の100人を呼ぶ

1. なぜ「最初の10人」が重要なのか

オークションサイトにおける「チキン・アンド・エッグ問題」

「出品者がいなければ入札者は来ない。入札者がいなければ出品者は出品しない」——これが、すべてのオークションサイトが直面する「初期の壁」です。この悪循環を断ち切る鍵が、最初の10人の出品者です。

最初の10人がいることで、サイトに「商品がある」状態が生まれ入札者が来る理由になります。最初の取引データが蓄積されSEO効果も生まれます。「このサイトで取引している」という社会的証明ができ、次の出品者を呼ぶ口コミの起点にもなります。

この記事で提供するもの

本記事では、今日からすぐに使える具体的なスクリプトを提供します。電話営業でそのまま使える「第一声」から「クロージング」までの台本、メールやDMで送れるテンプレート文面、業種別(アパレル、中古品、農産物、BtoB機械など)のカスタマイズ例、断られた時に「次につながる」フォローアップの具体例——理論ではなく、現場で使える武器をお届けします。


2. 初期出品者獲得の5ステップ

まずは全体像を理解しましょう。初期出品者獲得は、以下の5ステップで進めます。

ステップ 内容 期間目安
ステップ1 キーパーソンの見つけ方 1〜3日
ステップ2 営業スクリプトの基本構造を理解する 1日
ステップ3 電話営業でアプローチする 1〜2週間
ステップ4 メール・DMで継続フォローする 随時
ステップ5 断られた後のフォローアップで「次のチャンス」を作る 継続的

この5ステップを順に実行すれば、必ず最初の10人にたどり着けます。


3. ステップ1:キーパーソンの見つけ方

最初に声をかけるべきは「誰でもいい」わけではありません。「この人に最初に出てもらえれば、他の人が続く」というキーパーソンを見つけることが重要です。

キーパーソンの条件

条件 理由
その業界で一定の影響力がある その人が出品すれば、他の出品者も「ここでやってもいいかも」と思う
すでに何らかのオークション経験がある オークションの仕組みを理解しているため、説明がスムーズ
現在の販路に何らかの不満を持っている 新しいチャネルへの関心が高い

キーパーソンの見つけ方3選

方法1:既存の知人・取引先から探す まずは自分の人脈を洗い出しましょう。「知り合いの知り合い」でも構いません。共通の知人がいる場合、紹介してもらえる可能性が格段に上がります。

方法2:業界団体・組合の会員リスト 商工会議所、業界団体、農業協同組合などの会員リストを入手し、その中から「デジタル化に積極的そうな企業」をピックアップします。

方法3:競合プラットフォームのヘビーユーザー Yahoo!オークションやメルカリで評価数が多く継続的に出品している出品者をリストアップします。ただし、外部サイトへの直接的な誘導は各プラットフォームの利用規約で禁止されている場合があります。「あなたのサイトに移りませんか?」という直接的な勧誘ではなく、まずは情報交換の形でコンタクトを取ることが重要です。


4. ステップ2:営業スクリプトの基本構造

営業スクリプト(台本)には、4つの基本要素が必要です。この構造を覚えておけば、あとは業種や状況に合わせて言葉を変えるだけです。

スクリプトの黄金律:OPEN → VALUE → PROOF → ACTION

パート 役割 具体例
OPEN(オープニング) まず相手の関心を引く 「御社の○○という商品、いつも素晴らしいですね」
VALUE(価値提案) こちらから持ちかける提案の内容 「当社の新しいオークションサイトで、その商品を販売してみませんか?」
PROOF(実績・根拠) なぜそれが良いのかの裏付け 「すでに△△社様にはご参加いただき、月商▲▲万円を達成されています」
ACTION(行動要請) 具体的に何をしてほしいか 「まずは1点だけ、テスト出品してみませんか?」

この4つのパートを意識するだけで、営業トークの質は格段に向上します。


5. ステップ3:電話営業スクリプト(業種別テンプレート)

ここからは、その場で使える具体的なテレアポ台本を紹介します。業種ごとにカスタマイズしたバージョンを用意しました。

テンプレートA:アパレル・古着業者向け

想定シナリオ: 相手は古着店オーナー。ヤフオク!やメルカリの手数料の高さや、顧客データが取れないことに課題を感じている。

パート 台本例
OPEN 「お世話になります、〇〇(自社名)の□□と申します。突然のご連絡失礼いたします。御社のヴィンテージ古着のセレクト、いつも拝見しております。特に先月の『○○(商品名)』は素晴らしいコンディションでしたね」
VALUE 「実はこのたび、アパレル・古着専門の新しいオークションサイト『〇〇』を立ち上げました。最大の特徴は、落札手数料が業界最安水準の〇〇%に抑えられている点です。ヤフオク!と比べて約半額のコストで出品いただけます」
PROOF 「すでに御社と同じく古着を専門にされている△△様にもご参加いただいており、オープンから1ヶ月で〇〇万円の売上を達成されています」
ACTION 「まずはお試しで結構ですので、1点だけテスト出品してみませんか? 初期出品手数料は無料でご用意しております。操作方法は私が直接オンラインでお教えします」

テンプレートB:中古品・リサイクル業者向け

想定シナリオ: 相手はリサイクルショップ経営者。買取価格と販売価格の差(中間マージン)に課題を感じている。

パート 台本例
OPEN 「お世話になります、〇〇の□□と申します。弊社は中古品オークションシステムのサービスを提供しております。御社がお取り扱いの家電製品やブランド品は、常に高品質で定評がありますね」
VALUE 「従来の買取業者を通さず、エンドユーザーに直接販売できるBtoCオークションを始めてみませんか? 中間マージンがなくなるため、御社の手取りを最大〇〇%アップできる可能性があります」
PROOF 「実際に、同じ中古家電を扱う〇〇社様では、買取ルートからオークション販売に切り替えたことで、平均利益率が従来比で約20%向上しました」
ACTION 「もしご興味があれば、まずは無料で資料をお送りします。具体的な手数料比較表もご用意しておりますので、ご検討いただけませんでしょうか?」

テンプレートC:農産物・生産者向け

想定シナリオ: 相手は農家または農業生産法人。販路拡大や価格決定の難しさに悩んでいる。

パート 台本例
OPEN 「〇〇産の□□(野菜や果物の名前)はいつも美味しくいただいております、〇〇と申します。突然のご連絡で失礼いたします」
VALUE 「実はこのたび、産地直送に特化したオークションサイトを立ち上げました。市場に出さずに、一般消費者や飲食店と直接取引ができる場です。特に『市場に出せば価格が決まってしまう』というジレンマを解決し、生産者様が希望する価格で販売するチャンスを提供します」
PROOF 「すでに○○(地域名)の△△農園様にはご参加いただき、初出品で希望価格を上回る価格での落札が成立しています」
ACTION 「もし少しでもご興味があれば、まずは当サイトの出品画面をご覧いただけませんか? 使い方もご説明させてください」

テンプレートD:BtoB機械・設備業者向け

想定シナリオ: 相手は産業機械卸売業者または製造業の設備管理担当者。在庫処分や遊休資産の現金化に課題がある。

パート 台本例
OPEN 「〇〇株式会社の□□様でしょうか。突然のご連絡失礼いたします。当社は産業機械専門のBtoBオークションを運営している〇〇と申します。先日、御社のウェブサイトを拝見しました」
VALUE 「現在、遊休設備や余剰在庫の現金化でお困りではありませんか? 当社のクローズドBtoBオークションでは、全国の同業者を対象にした非公開の入札が可能です。従来の買取業者に頼るよりも、最大30%高い価格で売却できる可能性があります」
PROOF 「実際に△△製造様では、稼働停止したNC旋盤を当オークションに出品したところ、買取査定額の約1.4倍で落札されました」
ACTION 「もしご興味があれば、まずは『売りたい設備リスト』をいただけませんか? 当社の専門スタッフが相場を調査し、おすすめの開始価格をご提案します。もちろん無料です」

電話営業の「受け答え」例:受付突破編

電話営業で最もハードルが高いのは、「まず担当者に繋がること」です。以下の対応例を参考にしてください。

シチュエーション 対応例
「用件は何ですか?」 「弊社は△△というオークションサービスを運営しております。御社の〇〇様に、新しい販路拡大のご提案をしたくお電話しました。○○様はいらっしゃいますか?」
「担当は今、席を外しています」 「承知しました。では、後ほどこちらから改めてお電話してもよろしいでしょうか? 何時ごろがご都合よろしいですか?」
「弊社はそういうのは必要ありません」 「そうですか。ただ、御社と同じ業種の△△社様には大変ご好評いただいておりまして、お役に立てる可能性が高いと判断してご連絡しました。もしよろしければ、1分だけ資料をお送りしてもよろしいですか?」

6. ステップ4:メール営業・DMテンプレート

電話に抵抗がある場合や、電話で一度話した後のフォローとして、メールやDMも効果的です。

メールテンプレート①:初回アプローチ(比較的オープンな業種向け)

件名:【新サービス案内】御社の商品を『競り』で販売しませんか? / 〇〇(自社名)より

株式会社 △△
□□様

はじめまして。〇〇(自社名)の□□と申します。

このたび、御社の主力商品に特化した新しいオークションサイト
「××」を開設いたしました。

【3つの特徴】
① 業界最安水準の落札手数料(〇〇%)
② 購入者のデータはすべて御社に帰属(リピート販売が可能)
③ 独自ブランドで販売できる(価格競争に巻き込まれない)

すでに同業の△△社様には先行でご参加いただき、
初月で〇〇万円の売上を達成されています。

もしご興味がございましたら、以下のリンクから
資料をダウンロードいただけます。
(資料請求URL)

ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
まずは無料でお試しいただけます。

何卒よろしくお願い申し上げます。

メールテンプレート②:BtoB・機械業種向け(よりフォーマル)

件名:【重要】遊休設備・余剰在庫の現金化について / 〇〇(自社名)より

株式会社 △△
□□様

平素より大変お世話になっております。
〇〇(自社名)の□□でございます。

突然ではございますが、現在、遊休設備や余剰在庫の
現金化でお困りの際は、ぜひ当社のBtoBオークションを
ご活用いただけませんでしょうか。

【当サービスが適しているケース】
・従来の買取業者の提示額にご不満がある
・在庫回転率を上げたい
・競合に販売価格を知られたくない(非公開オークション対応)

まずは無料で『売りたい設備リスト』を
ご提出いただければ、当社専門スタッフが
現状の市場相場を調査し、最適な開始価格を
ご提案いたします。

ご興味がございましたら、以下のリンクより
お気軽にお問い合わせください。
(問い合わせURL)

引き続きよろしくお願い申し上げます。

DMで送る「比較資料」の作り方

DMを送る場合は、以下の要素を含めた1枚もの比較資料が効果的です。

  1. 手数料比較表:ヤフオク!などと並べて「圧倒的に安い」ことを視覚的に伝える
  2. データ所有権の説明:「顧客リストはあなたのものになります」と強調
  3. ブランディングの違い:「独自ドメインでブランド構築」と一言
  4. 実際の取引画面のスクリーンショット:「このように表示されます」と具体性を持たせる
  5. 問い合わせ先(電話番号・メールアドレス):すぐにアクションできるよう明記

7. ステップ5:断られた後のフォローアップ術

営業において、「断られること」は当たり前です。むしろ重要なのは、断られた後にどう行動するかです。

「今はいいです」と言われた場合の対応

対応策 具体例
理解を示す 「承知しました。もし今後機会がございましたら、またご連絡してもよろしいでしょうか?」
次の接点を作る 「では、年に1回の『市場動向レポート』だけでもお送りしてもよろしいですか? 御社の今後の販売戦略の参考になるかもしれません」
タイミングをずらす 「また年末年始などの繁忙期を避けて、来月もう一度ご連絡してもよろしいでしょうか?」

フォローアップの「間隔」と「内容」

単に「まだ検討中ですか?」と聞くだけでは迷惑がられるだけです。「価値を提供するフォロー」を心がけましょう。

フォロー時期 提供する価値 具体例
1週間後 業界ニュース 「御社の商材に関連する市場動向の記事を見つけました。ご参考までに」
1ヶ月後 成功事例 「先月、御社と同じカテゴリのA社様が当サイトで〇〇万円の落札実績を出されました」
3ヶ月後 キャンペーン情報 「ただいま新規出品者限定で、落札手数料無料キャンペーンを実施しております」

最も効果的なフォローアップは「相手にとって価値のある情報を提供する」ことです。ただの営業電話ではなく、「この会社は役に立つ情報をくれる」と思ってもらえれば、自然と次のアクションにつながります。


8. トラブルシューティング:よくある反論とその対応

営業していると、必ず以下のような反論が出てきます。冷静に対応できるよう、あらかじめ「返し」を用意しておきましょう。

反論1:「ヤフオク!で十分だからいいです」

NGな返し:「いえいえ、ヤフオク!より当社の方が断然良いですよ!」

OKな返し:「確かに、ヤフオク!は最大級の集客力がありますよね。ただ、年間で〇〇万円の手数料を支払っていらっしゃる御社の状況を考えると、当サイトに一部の商品を移行するだけで、コストを半分以下に抑えられる可能性があります。もしよろしければ、そのシミュレーションだけでもお見せできませんか?」

ポイント: 相手のプラットフォームを否定せず、あくまで「補完」「選択肢の一つ」として提案する。

反論2:「手間がかかりそう。今のままでいい」

NGな返し:「そんなことありません。すごく簡単です!」

OKな返し:「ごもっともです。新しいことを始めるのは確かに手間がかかりますよね。ですので、まずは『ウォッチリスト登録』だけでも試していただけませんか? 実際に商品を出品しなくても、当サイトの雰囲気をつかんでいただけます。もちろん無料です」

ポイント: 最初のハードルを極限まで下げる。「まずは何もしなくていい」「まずは見るだけ」という提案が有効。

反論3:「ウチの商品はオークションに向いていない」

NGな返し:「いえ、そんなことないですよ。絶対に向いています!」

OKな返し:「そうお考えなんですね。ちなみに、『向いていない』とお考えの理由を教えていただけますか? (相手の話を聞いた後)なるほど、〇〇という理由ですね。実は同じ商品を扱う△△社様も同じようにお考えでしたが、『開始価格を思い切って1円にしてみたら』という当社の提案を受け入れていただき、結果的に希望価格の120%で落札されました。もしよろしければ、その事例の詳細資料をお送りしてもよろしいでしょうか?」

ポイント: 相手の意見をまず受け止め(共感)、その上で「同じ悩みを解決した事例」を示す。


9. まとめ:「最初の10人」が次の100人を呼ぶ

本記事の要点の再確認

最初の10人の出品者が、次の100人を呼ぶ: ゼロから1を生み出すのが最も大変ですが、1が10になり、10が100になります。最初の10人は「自分で作りに行く」必要があります。

キーパーソンを見つける: 誰でもいいわけではありません。「影響力がある」「オークション経験がある」「現在の販路に不満がある」この3つの条件を満たす人を優先しましょう。

営業スクリプトはOPEN→VALUE→PROOF→ACTIONの型を守る: この基本構造を覚えておけば、あとは業種や状況に合わせて言葉を変えるだけです。

断られても終わりではない: 「今はいいです」は「今は」であって「永遠に」ではありません。価値を提供しながら継続的にフォローすることが大切です。

最初の一歩は「相手のハードルを下げること」: 「まずは資料だけ」「まずはウォッチリストだけ」「まずは1点だけ」と、行動の最小単位を提案しましょう。

今日から始める3つのアクション

アクション1:キーパーソン候補を10人リストアップする あなたの人脈、業界団体、競合プラットフォームから、最初に声をかけるべき10人を書き出してみましょう。

アクション2:スクリプトを自分の言葉に書き換える 本記事のテンプレートを参考に、自分の会社名やサービス名を入れて声に出して読んでみましょう。違和感があれば修正します。

アクション3:まずは1件、電話してみる 1件目の電話が最も緊張します。しかし、1件目を乗り越えれば、2件目・3件目は格段に楽になります。完璧を目指さず、「まずはやってみる」ことが何より大切です。


営業スクリプトは「台本」であって「絶対守るべきルール」ではありません。相手の反応を見ながら、臨機応変に言葉を変えていく柔軟さも必要です。しかし、何も準備せずに電話をするより、スクリプトを用意して臨む方が、成約率は確実に上がります。

最初の10人は、あなたの「行動」でしか集められません。今日この記事を参考に、ぜひ最初の一歩を踏み出してみてください。

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